チラシ<魅力ある価格設定、に

新聞には多くのチラシがはさまれてきます。最近は、スーパー、住宅、車、パチンコ店、などのチラシが多いように思います。

まだ私がメガネレンズメーカーにいたころのことですが、メガネ業界では、「半額」とか「80%引き」といったドラスティックな内容のチラシ合戦がありました。そして遂に、公正取引委員会が乗り出す事態になりました。簡単に言いますと、80%引きという場合、常日頃80%引き前の価格でその商品が売られているという事実がなければ、その表示は問題あり、ということです。その後、こういった過激な内容のチラシは少なくなりました。半額やそれ以上の値引きが飛び交うこと自体が、この業界の適正価格はどうなっているのだろう?という消費者に疑念や疑心をいだかせているということだと思います。

当店も6年前にオープンした時には、店の存在自体を知っていただけるよう、何回かチラシを出しました。チラシは消費者にとって重要な情報源の一つとして機能していますが、出す側からすると結構コストがかかります。また、チラシには効果的な企画が必要なので、「バーゲン期間中メガネ○○%引き」などが一般的ですが、バーゲンの前と後のお客様には、同じカテゴリーの商品が別価格になるということが、どうも腑に落ちない気がしていました。

それで現在はあまりチラシは出さず、このサイトのように、比較的コストのかからないWEBによる情報発信を中心にしています。またエブリデーロープライスのウォルマートを標榜するわけではありませんが、セールは限定的にし、チラシにかかっていた費用分を、できるだけ商品価格引き下げに回して、いつでも割安感がでるような価格設定に変えています。しかし、チラシは費用もかかる分、内容によっては効果も大きいので、WEBによる情報発信に切り替えても、より多くのお客様に来ていただけるよう、店の魅力を高める努力を一層していきたいと思っています。


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