遠近メガネや中近メガネが使いづらい場合

遠近両用メガネや中近メガネが使いづらい場合には次の3点が原因として考えられます。

1.目とメガネの位置関係の不具合

2.レンズの度が合っていない

3.レンズの設計が合っていない

1つ1つポイントを説明します。

目とメガネの位置関係の不具合・・・メガネは目とレンズの距離が12mm程度が適正で、レンズの下の方が少し顔に近づくような角度があると使い易いと言われています。鼻パットのないフレームなどで目とレンズの距離が近すぎる場合は、近いところを見るエリアに目線が届かず使いづらい場合があります。

また、瞳の中心とレンズの焦点が適正な位置関係になっていないとぼやけて見えることがあります。

レンズの度が合っていない・・・老眼は年齢と共に進行するので、3年くらい経つと近いところの度が合わなくなることがあります。また、遠いところの度は老眼の進行とともに少し改善することがあるので弱める必要がある場合があります。

レンズの設計が合っていない・・・レンズは無色透明なので見た目はわかりませんが、1枚のレンズの中は、「遠くを見るエリア」「近くを見るエリア」「その両方を結んで徐々に度が変わるエリア」が配置されていて、その配置の仕方(設計)は多種多様です。

デスクワークが多い人に適した設計、スポーツや運転のなどに適した設計、初心者が慣れやすい設計、近視系の設計、遠視系の設計など、その方に最適の設計を選ぶと快適です。

遠近メガネや中近メガネは作る側にとってみると一般のメガネより難易度の高いメガネですが、それだけに作りがいのあるメガネでもあります。

お使いのメガネが使いづらい時はお気軽にご相談ください。

 


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