メガネのフォーサイトについて

◇創業のきっかけ

2009年フォーサイト創業の前、セイコーエプソン光学事業部でメガネレンズの企画開発を行っていました。

SEIKOブランドで世界最高水準のレンズでしたが、メガネとして最高のパフォーマンスを発揮するためには、メガネ店の技術次第、すなわち使用者に適した「度数の決定」「レンズ設計の選定」「目とレンズの正確な位置関係」がポイントとなります。

創業前の6年間はエプソンから東京のセイコーに出向しマーケティング部門にいました。メガネ店が握っている技術要素を標準プログラム化できないか取り組みました。しかし、メガネ店にはメーカーに取り込まれる懸念があったり、メーカーより強い立場の大手メガネ店もあり、実現不可能なのが現実でした。

そこで、決心したのが地元松本でメガネ店を運営し、自分の手で納得のいくメガネを作るということでした。以来特に技術的難易度の高い遠近両用メガネなどに注力し、使用する方に適したメガネの製作を行ってきました。

◇当店のビジネスモデル

メガネ店の4大経費は、原価(仕入れ)、人件費、広告宣伝費、家賃や減価償却費、です。大手チェーンのメガネ店の強みは大量仕入れで原価率が低く、また大規模な広告宣伝を行います。一方、課題としては熟練技術を有した人材の不足、比較的高いテナント料などです。

当店のような規模の小さな専門店は数を減らしており、創業の理念があっても事業の継続が前提となります。

そこで、フォーサイトのビジネスモデルは、少数精鋭による人件費の抑制、ネット活用による広告宣伝費の抑制、チェーン店にない商品バラエティーの充実、技術力の深化、メガネ使用者の立場に立ったきめ細やかなフォローです。

例えば、フィッティング技術は熟練を要するので店員の腕次第という側面がありますが、かけ心地と快適な見え方の重要ポイントであり、一番こだわっています。


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