2011年1月 のアーカイブ

メガネの度数入門

「視力1.2」とかよく耳にすると思いますが、レンズの度数というのは馴染みがあまりないと思います。コンタクトレンズをお使いの方は-3.25とか聞いたり表示されていたりで記憶にあるかもしれませんが、メガネのレンズにも度数があります。

当店もお客様にお渡ししていますが、右(R)、左(L)それぞれに数字があり、S-3.50とかC-1.00とか書いてあります。このSの次の数字がそれぞれの方の目にあわせたメガネの度数で、近視の場合は-(マイナス)記号、遠視の場合は+(プラス)記号が付いた数字となります。ちなみにC の後の数字は乱視を表していますが、ここでは簡単編として、乱視のことや老眼にかかわるADD(加入度)の数字にはふれず、またの機会にご説明します。

メガネレンズは簡単に言うとそれぞれの方の目(目もレンズです)のレンズが強すぎると(プラスだと)遠くがぼやけるのでマイナスのメガネレンズで相殺して遠くを見えるようにし、目がマイナス側の場合はプラスのレンズで相殺します。(詳しくは2010年11月の「だれでもわかる目のはなし」のブログ)

日本では近視用のメガネがとても多いので、近視用で数字の意味を簡単に説明します。-1.00や-2.50とありますが、その意味はこの数で1を割った答え(1の逆数)の数字にメートルを付けると、その方がどこまではっきり見えて、どこからぼやけるかを表しています。上の数字の例では1÷1.00=1mで、この方は1m先までははっきり見え、1mから遠いところはぼやけて見える近視の方です。1÷2.50=0.4mで、こちらは40cmまではっきり見えます。レンズの-2.50とかの数字は大きくなるほど近視の度合いが強く、言い換えれば、その方の目(のレンズ)の度数が強く、遠くがよりぼやけ、1の逆数の位置までははっきり見えるということです。例えば、-3.00の人は33cmまでははっきり見えるので、本などの字は33cmより内側に持ってくれば見えます。そしてこの方が-3.00のメガネを掛ければ遠くまで見えます。

コンタクトレンズとメガネレンズは目からの距離が違うので必ずしも同じ度数ではありません。

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