薄型レンズや超薄型レンズ等、屈折率について
メガネレンズには、使っているプラスチックの原料の種類が約5種類あります。屈折率で分類されます。具体的な屈折率と通称は以下の通りです。屈折率1.50=標準レンズ 1.56=準薄型レンズ 1.60=薄型レンズ 1.67=超薄型レンズ 1.74=極薄型や最薄型レンズ(ほかに、1.53や1.70や1.76などがありますがごく少数です)。屈折率が高くなると、同じ度数でも、薄く軽く仕上げることができるので、度の強いメガネには高屈折率のレンズがおススメです。
今回はもう少し詳しく説明したいと思います。
1.60 1.67は、欠けづらいレンズです。メガネには、レンズに穴をあけてとめる縁なしや、下の方だけ縁がないナイロールなどがありますが、1.50 1.56 1.74は、欠ける可能性があるので、このようなメガネには適していません。
1.74は、薄さを最優先して開発されました。屈折率を上げるためには硫黄などの重金属を配合していく必要がありますが、そうすると黄色っぽくなるのと、比重が上がります。そのため1.74のレンズは原料の段階でブルーの染料を混ぜて、黄色を中和しています。前にも書きましたが、素材の開発がここ30年くらい滞っている理由は2つあり、これ以上重金属を配合して屈折率を上げると、レンズとしての他の性能が確保できないことと、原料メーカー(三井化学等)にとって、メガネレンズ業界は規模が小さく、開発投資に見合わないためです。
レンズの性能を示す特性としては、色収差(色のにじみ)などがあります。高屈折にするほど、この色収差が大きくなります。高屈折でも使用に問題のない範囲で作られていますが、1.50のレンズが一番色収差が少ないレンズです。
個人的には、総合的に考えて1.60のレンズが一番優れているような気がしますが、かなり度が強い人にとっては、薄く軽くを優先して、1.74がいいと思いますし、あまり度が強くない人には、1.50や1.60、縁なしやナイロールには1.60や1.67など、使う人の特性に応じて選択することがいいかと思います。