‘シニアの視生活向上’ カテゴリーのアーカイブ

下方回旋とは

遠近両用メガネは主に縦の視線移動で遠いところから近いところまでピントの合うメガネです。

視線を移動させるためには目(目玉)を動かす必要があり、目は周りの眼筋によって360度上下左右に動きます。これを専門用語で回旋といいます。

遠近メガネで活躍するのが下方回旋、すなわち目を下方に動かすことです。

 

遠近メガネで近いところが見づらい場合、老眼が進んで近いところの度を変えなくてはならない場合が多いのですが、自然な下方回旋でメガネの下部にある近いところを見るエリア(図の近用部)まで視線が届かないことが原因の場合もあります。

その理由としては、主に2つ考えられます。1つは単純にフィッティングがきちんとできていなくて、メガネが下がってしまい近用部に視線が届かないこと。もう1つは、遠近レンズの設計が使用条件に合っていない場合です。

具体的には、鼻パットのないセルフレーム(プラスチックフレーム)などは、個人の鼻の形状にもよりますが、比較的目に近い位置にレンズがくることがあります。(ちなみにレンズと目の距離を角膜頂点間距離といい12mmに設定することを前提にレンズの度数が設計されています。)

隔膜頂点間距離

その場合想像していただくとわかると思いますが近用部まで視線を持っていくのが、頂点間距離が長い場合よりもきつくなります。従ってそのような場合は中間部の短い(近用部までの距離が短い)設計にする必要があります。実際はレンズ自体の傾き(前傾角)も要素に入れる必要があります。

前傾角

老眼とメガネ

こんな話を身近で聞いたことがありませんか?

「40代前半で近くが見づらい(-_-;) もう老眼?」

「90才でもメガネなしで新聞読んでまーす(^^)v」

「遠近両用メガネ作ったけど私には合わない、使えない」

 

・老眼は全員がなる

・ほぼ年齢に比例して進む

・そして老眼には遠近両用メガネがベスト

これは真実です

ではなぜこのようなことが・・・

 

それは、元々の目の特徴に理由があります

元々の目を大きく分類すると「正視」「近視」「遠視」の3種類に分かれます

あなたもこのうちのどれかに属しています

 

近視の人は近くに焦点が合う目で、遠くがぼやけます

90才になっても150才になっても近くは見え遠くはぼやけます

それで遠く用のメガネで過ごしている人は老眼になるとおでこにメガネを上げて近くを見ます

*近視にも「弱め」「強め」があります 強めの人はおでこにメガネを上げスマホを見るとき、周りの人がびっくりするくらい近づけて見ます 弱めの人は老眼が進むとおでこにメガネを上げてもだんだん見づらくなります

 

40才そこそこで近くが見づらくなる人は遠視です

きっと若いころは「視力2.0だぜ!」とか言っていた人です

遠視は遠くを見るときも近くを見るときのようにピント調整している目です(無意識にですが) 正視や近視は近くを見るときだけピント調整します

それで遠視は人一倍ピント調整して近くを見ています

*ピント調整と言いましたが、調節力のことで、この調節力の衰えが老眼です

遠視はいつもピント調整している疲れやすい目でもあります

(いずれもメガネで解決できます)

 

遠近両用メガネが掛けられないというのは、正視や遠視の人から聞きます

近視の人のように若いころからメガネをかけていない、老眼時にメガネデビューする人です

初めてメガネをかける負担(物理的にも、レンズを通した視界という意味でも)に加えて、「度」「メガネの位置」「レンズ設計」が正確に作られていないと掛けづらい遠近にいきなり挑戦するわけですから、相当正確に作られた遠近でないと慣れられない人もいます

ちなみにきちんと作られた遠近なら慣れて使えます

ゴルフ・登山などスポーツ用遠近

 

ゴルフや登山やテニスなどスポーツに適した遠近両用メガネをお作りしています

特徴は4点

1.遠用を広く取り動体視力を高める

2.足元くらいの距離を見やすくする(ボールを見やすく、歩きやすく)

3.コントラスト向上のコーティング(芝目やボール、景色が鮮やかになる)

4.スポーツ向きのフレーム

価格(税込)は、39,600円 (フレーム15,400円 レンズオプション価格17,600円 コーティングオプション価格6,600円)

もっとデスクワークを楽にしましょう(^^)/

老眼には遠近両用メガネが日常生活全般に対応して便利ですが、デスクワーク等での見づらさには専用メガネで解決する方が増えてきています。

具体的には2種類あります。

1.掛けたまま遠くもある程度OKの中近メガネ

2.遠くは見づらいがパソコン画面から手元が快適なメガネ

上記2のメガネは、目からパソコンモニターまでの距離に合わせてメガネの度を調整し、50代中ごろまでは、目の自力の調節力で手元30cmくらいまで見えます。

それ以降の年令の方には、累進レンズで手元30cmくらいまで見えるよう補助します。

デスクワークの長い方、大きなモニターや複数のモニターを見る方などは、このような専用メガネを持つことにより、快適な見え方が実現できます。

老眼時のデスクワーク等を楽にするメガネ

遠近両用メガネを掛けてデスクワークをしていて以前より疲れを感じる人は原因があります。遠近両用メガネは日常生活全般をカバーする優れたメガネですが、近くを見るエリアは遠くを見るエリアより狭く作られています。狭いエリアでパソコン画面を見るので眼精疲労や、アゴが上がって見る姿勢からの疲労が生じます。

これを解決するのが中近メガネです。中近メガネは近いところを見るエリアが広いのでアゴも上がらず楽に見ることができます。遠近よりは狭いものの遠くも見えるので生活のかなりシーンをカバーできます。

遠近メガネや中近メガネが使いづらい場合

遠近両用メガネや中近メガネが使いづらい場合には次の3点が原因として考えられます。

1.目とメガネの位置関係の不具合

2.レンズの度が合っていない

3.レンズの設計が合っていない

1つ1つポイントを説明します。

目とメガネの位置関係の不具合・・・メガネは目とレンズの距離が12mm程度が適正で、レンズの下の方が少し顔に近づくような角度があると使い易いと言われています。鼻パットのないフレームなどで目とレンズの距離が近すぎる場合は、近いところを見るエリアに目線が届かず使いづらい場合があります。

また、瞳の中心とレンズの焦点が適正な位置関係になっていないとぼやけて見えることがあります。

レンズの度が合っていない・・・老眼は年齢と共に進行するので、3年くらい経つと近いところの度が合わなくなることがあります。また、遠いところの度は老眼の進行とともに少し改善することがあるので弱める必要がある場合があります。

レンズの設計が合っていない・・・レンズは無色透明なので見た目はわかりませんが、1枚のレンズの中は、「遠くを見るエリア」「近くを見るエリア」「その両方を結んで徐々に度が変わるエリア」が配置されていて、その配置の仕方(設計)は多種多様です。

デスクワークが多い人に適した設計、スポーツや運転のなどに適した設計、初心者が慣れやすい設計、近視系の設計、遠視系の設計など、その方に最適の設計を選ぶと快適です。

遠近メガネや中近メガネは作る側にとってみると一般のメガネより難易度の高いメガネですが、それだけに作りがいのあるメガネでもあります。

お使いのメガネが使いづらい時はお気軽にご相談ください。

 

オシャレな遠近両用メガネ

遠近メガネはクールでオシャレなメガネです。老眼になると、近くのものが見えづらいので少し手を伸ばして離してものを見ます。また近視の人はメガネを外せば近くが見えるので、おでこにメガネを上げて見たり、老眼鏡を使う人は遠くが見えないので、鼻メガネにして見たりします。このような動作は本人は必要に迫られて無意識にやっていても、意外とまわりの人は見ています。老眼は40代後半くらいから始まりますが、年齢より若々しい人や若い印象となるよう努力している人も、このような仕草でまわりの人に年齢を感じさせている場合があります。そこで遠近メガネ、今の遠近メガネは境目がなく見た目は普通のメガネとまったく変わりません。遠近メガネは、老眼になっても視生活のクオリティーを維持するための必需品であると同時に、前述のような、回りの人に年を感じさせる動作がないのでクールなメガネです。

髪型やお化粧で顔の印象はだいぶ変わるように、メガネもデザインや色によって顔の印象が変わります。例えば、男性で直線的なデザインでシルバーのメガネはデキる印象、丸メガネ等クラッシックなメガネは知的な印象を演出できます。女性では、若く見せるメガネ、かわいく見せるメガネ、小顔に見せるメガネ、などが人気です。また、レンズ自体に薄い色を付けることで、目元を明るくしたり小じわやくすみ隠しの効果も出せます。平たい感じの目元を少し彫りのある感じにもできます。今までコンタクトレンズだった人で老眼を機会にメガネに切り替える人が増えています。

あなたも老眼時の視生活を快適&オシャレに過ごしてみませんか!?

遠近両用メガネの説明

遠近両用メガネは40代後半以降の老眼をサポートする便利なメガネです。

老眼とは目の調節力の衰えです。調節力とは、物を見る時に、目の水晶体の形状を変化させて、遠くから近くまで瞬時にピントを合わせる働きで、加齢による水晶体の硬化等で衰えてきます。そうなると、遠くが見える状態で近くが見づらくなります。遠くが見える状態でというのは、近視の人は、老眼になってもメガネを外せば近くは見えますが、遠くは見づらく、メガネを掛けて遠くが見える状態では近くが見づらくなります。

老眼で見えづらいのを無理して見ていると、目が疲れたり、肩こりの原因になったりします。また眉間にしわを寄せて、印象が悪かったり美容的にもよくありません。

そこで、普段メガネを掛けない人は、近くを見る時にメガネが必要になります。近く専用の老眼鏡は、掛けると遠くは見えなくなるので、掛けたり外したりがめんどうで、つい鼻メガネになったりします。また、近視で普段からメガネを掛けている人は、おでこにメガネを上げて近くを見たりしますが、周りから見ると結構年齢を感じさせるしぐさです。

遠近両用レンズの構造図

そんな時に便利でスマートなのが遠近両用メガネです。今の遠近両用メガネは境目がなく見た目は普通のメガネと同じです。遠近両用メガネは視線の動きを利用して遠くから近くまでピントが合うように作られたメガネです。透明で見た目にはわからないのですが、その構造(設計)は図のようになっています。上部が遠くを見るエリア=遠用部、下部が近くを見るエリア=近用部、その2つのエリアを結ぶエリアが中間部です。この中間部は連続的になだらかにレンズの度が変化していて、累進帯ともいいます。そして、光学的にどんな遠近レンズでも両横に少し物が歪んだりぼやけたりする収差が発生します。レンズメーカーはこの収差をできるだけ小さくする開発を続けていますがなくすことはできていません。

遠近両用レンズの設計の基本について触れておきます。遠用部と近用部を広く取ると収差の出るエリアは狭くなりますが、収差の度合い(歪みやボヤケの度合い)が強くなります。このような設計をハード設計といいます。収差の出るエリアが少し広くなりますが、その度合いを弱くしたのがソフト設計です。ハード設計は近視系の人、ソフト設計は遠視系の人が使い易いと言われています。また、同じ設計でも、遠用部と近用部の度数の差=加入度、が強くなると、収差が大きくなります。加入度は0.25単位で1.00~3.00くらいで、老眼が進むと高加入度にしていかないと近くが見づらくなります。個人差がありますが、40代後半で1.00~ 50代で2.00前後、60代以降2.00~3.00 あと、累進帯長は10mm~15mmくらいが多く、長くなるほど収差は小さくなります。

遠近両用レンズはいろいろなメーカーから多様な設計のものが出されています。上記の基本的内容の他、遠方重視の設計、近方重視の設計など膨大な種類になります。それは、使用者の目の状況や使用環境を想定して用意されているためです。

メガネは、目とレンズの位置関係が重要ですが、遠近両用メガネは特に重要です。メガネ店では、フィッティングと加工の技術で、適正な目とレンズの距離、レンズの適正な傾き、正確な瞳の位置、などを作り出すと共に、その人に最も合ったレンズ設計を選定します。それで、遠近両用メガネを購入する時は、現在感じている、見る事に関する不具合点や、使用環境を説明できるようにしておくといいかと思います。例ですが、オフィスワークでパソコンを使うことが多く、パソコンの画面はどれくらいの位置。車の運転にも使う、等。

最後に、遠近両用メガネは使いづらいと感じて使ってない方もいると思いますが、その場合3点ほど原因が考えられます。1つは、何らかの原因でレンズの度数が合っていない場合、2つ目は目とレンズの位置関係が合っていない場合、3つ目がレンズの設計が合っていない場合です。この3つが適正に作られていて、慣れ方や使い方のコツがきちんと説明されていれば、特別な事情を除いて遠近両用メガネが使えないということはありません。

シニアの快適視生活

40代後半からの視生活を快適にするメガネとして、「遠近両用メガネ」「中近メガネ」「近々メガネ」「老眼鏡」があります。前者3つは、累進レンズというジャンルに入ります。累進レンズとは、1枚のレンズの中で、連続的に度数が変わる領域を持っているレンズのことを言います。

遠近両用メガネは、上部に遠いところを見るエリア、下部に近くを見るエリア、真ん中にそれを結ぶ中間エリア=累進帯(長さ11~14mm)が設計されています。目線を使い分けることで、遠くから近くまですべてに焦点があう万能メガネです。

では、何故、中近メガネや近々メガネというものが存在するのかということですが、遠くから近くまで自然に焦点が合うということは、30代くらいまでは、当たり前のことなのですが、これを可能にしているのが目の調節力で、無意識のうちに目(水晶体)を膨らませて、目というレンズの度を変えています。この調節力が衰えるのが老眼で、調節力がないと、焦点は一定の距離だけになってしまいます。それを補うのが、遠近両用メガネ等ですが、いろいろな生活シーンで若いころと同じような快適な視生活にするためには、道具としてのメガネを使い分ける必要があります。具体的には、デスクワークや読書等、近いところを見る時間が長い場合、また、かなり細かいものを見る場合、50代以降で調節力がだいぶ衰えてきた場合、等で、遠近両用メガネにプラスして、もう一本メガネがあると快適です。

遠近両用メガネは1枚のレンズの中で、遠くから近くまで焦点が合うように、各エリアが詰め込まれていて、その結果、遠くを見るエリアは比較的広いのですが、近くを見るエリアや中間エリアは少し狭くならざるを得ません。その狭いエリアを使って、長時間近いところを見たり、非常に細かいものを見るのは疲れます。また、調節力の衰えは年齢に比例して進行するので、それに合わせて、遠くと近くのレンズの度数の差も大きくしなくてはなりません。累進レンズは、レンズの横の方に「もの」が少し歪んで見えたり、ボヤけたりするエリアが存在し、慣れると気にならなくなりますが、度数の差が大きくなるほど、このエリアが大きくなります。したがって度数の差の弱いレンズよりも、各エリアのスペースが狭くなる、すなわち、近いところをより狭いエリアで見る事になります。

中近メガネはこのような時に快適に近くを見る事ができるように、遠近両用メガネより中間エリアや近いところを見るエリアを広くしたメガネです。特に中間エリアはかなり広く、24mmくらいあります。遠近両用に比べると、遠いところを見るときに少しもの足りなさを感じるかもしれませんが、室内程度の遠さは大丈夫なので、室内では掛けたまま歩いたりして過ごせます。パソコンを使うときに、遠近両用では目が疲れたり、アゴを上げる姿勢で首や肩が凝ったりすることがある場合、中近を使えばかなり楽になります。

老眼鏡は、累進帯がない単焦点レンズで、手元のみが良く見えます。メガネ全体どこで見ても手元はよく見えるので、読書や手元の作業等に便利です。しかし、手元だけなので、少し離れたところもボヤけ、掛けて歩くことは不可能です。

老眼鏡に少し奥行きを付けたのが、近々メガネです。老眼鏡だとパソコンの画面は、かなり近くにしないと見づらくなりますが、近々メガネは手元+少し離してもパソコンの画面くらいまで見えます。

このようにな特徴のある各メガネを上手を使い分け、効率良い仕事や、趣味を楽しまれている方がたくさんいらっしゃいます。見づらさや、見る事による疲れなどの不具合を感じていらっしゃる場合、メガネにより解決できるかもしれません。

今回は、シニアのメガネを説明しましたが、1人ひとりの目の状態や視生活環境は千差万別なので、その方に最適のメガネは、いろいろお聞きしながら、メガネの知識と技術を総動員して作りあげています。

スポーツ用遠近両用メガネ

遠近両用メガネは、遠いところを見るエリア(遠用部)、パソコンの画面やその少し先を見るエリア(中間部)、手元を見るエリア(近用部)、がレンズの中で上から順に配置されています。ゴルフ等のスポーツでは、このうち遠用部の見え方が一番重要で、この遠用部を広くクッキリと見えるようにした設計の遠近両用メガネが適しています。そして、近用部の度数(加入度)を通常の遠近より少し弱めることによって、近くのものは通常の遠近よりすこしだけ離して見ることになりますが、その分側方(レンズの横の方)の収差が少なくなり、目線を横に移動したときの遠近特有の像のユレや歪みが大分解消されます。さらに加入度を弱めるということは、近用部の距離が少し遠くなるので、ゴルフ等足元を見るスポーツでは一般の遠近より見やすくなります。屋外スポーツでは、さらにレンズに機能カラー(コントラストを上げたり、チラツキを削減する)を着ければ、芝目や起伏やボールが見やすくなります。