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遠近両用メガネのグレードについて

一言で言うと、明視域が広いかどうかです。レンズの側方部、左右の横の方には、ゆがんだり、ぼやけたりする収差領域があります。遠くから近くまでよく見えるのは、収差域以外で、ここを明視域と言います。収差を少なくすれば明視域が広がり視野の広い快適なレンズになります。

 

収差を少なくするために、レンズメーカーで取り組んでいる内容は2つあります。ひとつは基本的な研究開発により、収差を少なくする新しい設計を生み出すこと、もうひとつは、各使用者のメガネの装用上のデータを設計に取り込むことです。例えば、外面累進から内面累進、両面複合累進と、開発の進展が前者、お客様が選んだメガネフレームの形状や、掛けたときの角度などのデータを設計に反映させて、カスタマイズするのが後者です。

老眼の進行に伴い、遠近レンズの加入度(遠くの度と近くの度の差)を大きくしていく必要があります。そして加入度を大きくすると、収差が大きくなります。したがって、老眼の進行に合わせてレンズのグレードを上げていくことが理想です。

あと、レンズメーカーは、HOYA、SEIKO、NIKONの大手3社+複数の中小メーカーですが、私の感覚では、大手3社の遠近レンズの性能は基本的に横並びだと思われます。ただ各メーカーからは様々な設計の製品が出されているので、お客様の用途に合った製品をメガネ店が判断することが重要だと思います。

 

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