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メガネを見栄えよく仕上げる方法

近視や遠視や老眼の度が強いと、レンズが厚く重くなります。そういう場合、屈折率の高いレンズ素材を使うと、同じ度でも薄く軽く仕上がります。一般的使われるのは、屈折率1.50や1.60の標準レンズや薄型レンズですが、屈折率1.67や1.74の超薄型等の方が軽く薄くなります。

また、フレームの形によっても厚い部分がカットでき、スッキリ仕上げることができます。具体的には、メガネを掛けたときに、瞳がレンズの横幅の真ん中あたりにあると、薄く仕上がります。瞳がだいぶ鼻側に寄っていると、近視系ではレンズの耳側のコバが厚くなり、遠視系では中心の厚い、重いレンズになります。度の強めの方には、フレームの形としては、ボストン型や丸メガネがおススメです。

遠視系や老眼のメガネで、レンズの中心が厚く、かなり重たいメガネになることがあります。この場合、オプションですが、レンズメーカーに特殊な加工を依頼することで、スッキリしたメガネに仕上げることができます。セイコーレンズでいうと、SS(セイコースタイリッシュ)加工と言います。

あと、見栄えよく、掛けやすいメガネに仕上げるために、特注でレンズのカーブをフレームのカーブに合わせることができます。非球面レンズが主流になり、レンズのカーブは浅く(フラットに)なりつつありますが、多くのフレームは数字で言うと4カーブくらいで、ここに2カーブ等のレンズをセットした場合、フレーム(テンプルの幅)が広がったり、レンズに歪が生じる場合があります。顔をつつみ込むようなスポーツタイプのフレームは、6ベースや8ベースといったものもあり、特注でベースカーブの合ったレンズにすることと、フレームのフロントの角度を指定することで、見え方や、メガネの見栄えがよくなります。

 

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薄型レンズや超薄型レンズ等、屈折率について

メガネレンズには、使っているプラスチックの原料の種類が約5種類あります。屈折率で分類されます。具体的な屈折率と通称は以下の通りです。屈折率1.50=標準レンズ 1.56=準薄型レンズ 1.60=薄型レンズ 1.67=超薄型レンズ 1.74=極薄型や最薄型レンズ(ほかに、1.53や1.70や1.76などがありますがごく少数です)。屈折率が高くなると、同じ度数でも、薄く軽く仕上げることができるので、度の強いメガネには高屈折率のレンズがおススメです。

今回はもう少し詳しく説明したいと思います。

1.60 1.67は、欠けづらいレンズです。メガネには、レンズに穴をあけてとめる縁なしや、下の方だけ縁がないナイロールなどがありますが、1.50 1.56 1.74は、欠ける可能性があるので、このようなメガネには適していません。

1.74は、薄さを最優先して開発されました。屈折率を上げるためには硫黄などの重金属を配合していく必要がありますが、そうすると黄色っぽくなるのと、比重が上がります。そのため1.74のレンズは原料の段階でブルーの染料を混ぜて、黄色を中和しています。前にも書きましたが、素材の開発がここ30年くらい滞っている理由は2つあり、これ以上重金属を配合して屈折率を上げると、レンズとしての他の性能が確保できないことと、原料メーカー(三井化学等)にとって、メガネレンズ業界は規模が小さく、開発投資に見合わないためです。

レンズの性能を示す特性としては、色収差(色のにじみ)などがあります。高屈折にするほど、この色収差が大きくなります。高屈折でも使用に問題のない範囲で作られていますが、1.50のレンズが一番色収差が少ないレンズです。

個人的には、総合的に考えて1.60のレンズが一番優れているような気がしますが、かなり度が強い人にとっては、薄く軽くを優先して、1.74がいいと思いますし、あまり度が強くない人には、1.50や1.60、縁なしやナイロールには1.60や1.67など、使う人の特性に応じて選択することがいいかと思います。

レンズのこと早わかり

今回はメガネレンズのことがすぐわかるようにまとめてみました。

1.素材 2.設計 3.コーティング

1.素材  プラスチックとガラスの2種類ありますが、現在はほとんどがプラスチックです。プラスチックの中で屈折率でだいたい5種類あります。

屈折率が高くなるほど同じ度のレンズが薄く、軽く仕上がります。

・屈折率1.50(通称 標準型) ・1.55(準薄型) ・1.60(薄型) ・1.67(超薄型) ・1.74(最薄型)

2.設計  単焦点と多焦点に分けられ、それぞれの中で以下のように分類されます。なお、単焦点は近視、遠視、乱視、お手元用、多焦点は老眼の遠近両用等です。

<単焦点> ・球面 ・非球面 ・両面非球面  *非球面設計は度が強い場合に2つの効果があります。ひとつは薄くする、もうひとつはレンズの端の方で見た時の歪みを改善する。

<多焦点> 用途別に ・遠近両用 ・中近 ・近々  *それぞれ累進設計(連続して度が変わっていく設計)になっていますが、累進面がレンズの表か裏かで、外面累進、内面累進、両面複合累進、に分かれています。外面がスタンダード、後者2つの設計がハイグレードとされ、累進レンズ特有のユレや歪みをできるだけ抑える工夫がされています。なお、多焦点レンズは工場特注対応となるため日数がかかります。

3.コーティング  プラスチックレンズはそのままだとキズがついたり、光を反射するため、現在標準的にキズ防止コートと反射防止コート、最表面に水ヤケ防止コートが着いています。そしてオプションで、さらにキズに強いコート、汚れ防止コート、ブルーライトカットコート、帯電防止コート、などがあります。

このほか、紫外線防止機能はほとんどが標準装備されています。また、オプションでカラーが着けられます。なお、カラー染色は上記のコーティングの前段階で行うため、工場特注対応となります。

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