2018年1月 のアーカイブ

市民タイムス投稿「目のこと早わかり」近視・老眼

今回はできるだけわかりやすく目のことを説明します。

目はとても強い凸レンズで光を屈折させ目の奥の網膜に結像させます。強さはとりあえず+60Dとします(実際は目のレンズの強さと網膜までの距離が関係しますがここでは単純化して+60Dとします)

遠くが見づらい人は近視ですが目が+60Dよりさらに強い人です。網膜より手前で結像してしまうためぼやけます。例えば+63Dの目の人はメガネやコンタクトで‐3Dの凹レンズを掛ければ相殺されて+60Dになるためよく見えます。処方箋などに‐3.00などと書いてあると思いますがメガネの度で、このことです。

近くを見るときは無意識にですが目のレンズの度を強くしています。例えば33cm=0.33mを見るためには目を+63Dにしています。+3は0.33の逆数です(1÷0.33=3)50cmを見るのなら1÷0.5=2で目を60+2=+62Dにしています。

この無意識に瞬時に近くにピントを合わせる機能を調節力といい、この衰えが老眼です。水晶体の硬化や目の筋肉の衰えで水晶体を膨らませて目の度を強くできなくなります。この場合のメガネはお手元用メガネか遠近メガネです。郵便局などにあるメガネに強+3.00 中+2.00 弱+1.00などとあるのは、33cmを見るときに必要な+63Dの目にするため、50才前後の人なら自分の調節力+2に足りない分をメガネ+1で補います。60代後半以降で調節力がなくなってくると+3のメガネです。

この時にポイントがあります。調節力というのは目のレンズを強くできる機能で弱くはできません。だから+63Dの近視の目の人は自力で弱くして+60Dにはできないので遠くを見るときメガネが必要です。メガネを外せば+63Dでちょうど33cmにピントが合います。ちなみに郵便局のメガネは普段メガネを掛けていない人用で、普段メガネを掛けている近視の人は老眼になると遠くがよく見えるメガネより弱めのメガネで近くが見えます。

(ややこしくなるので今回は遠視と乱視のことは省いています)

若くみせるメガネ

私(店主)は小柄なせいか若いころは年令より下に見られることが多くそれがイヤでした。

それが50代以降は年令より若々しくありたいと、ファッションや体形維持に気を遣うようになりました。しかし、顔は小じわやたるみ、肌のコンデションなど衰えていく一方です。その辺を気にしながらメガネに関わる仕事をしていて、だんだんメガネによってかなり若くみせることができることに興味を持ち始めました。

それぞれの方にお似合いのメガネの選び方や、流行のメガネの掛けこなし方などメガネ屋として当然ノウハウを持っていますが、どうしたら若く見えるかということにここ数年研究を重ねてきました。実際自分で何本ものメガネで試したり、女性スタッフや友人にも協力してもらって、かなりその極意がつかめてきました。

メガネフレームの素材、形、色、さらにレンズへの薄いカラーリングなどがポイントを握っています。具体的な説明はブログではしきれないのが残念ですが、もしそういう観点でメガネをお探しでしたらご来店時にその旨声掛けください。

メガネの修理・調整価格表

◆当店でお買い上げのお客様につきましては、アフターサービスとして無償で承っております

◆他店でお買い上げのメガネにつきましては以下の料金となります

フィッティング  300円

ネジの緩み  200円(フィッティング込みで400円)

鼻パット交換 300円(フィッティング込みで500円)

ナイロン糸調整・張替 400円 (フィッティング込みで600円)

ツーポイント(フチなし)調整 500円 (フィッティング込みで700円)

◆フィッティングとは、メガネが下がる、きつい、ゆるい、痛い、曲がっている、などの状態を正常の状態にし、お顔に合わせてメガネを調整することです

◆フィッティングには、各部の点検、清掃が含まれます

大きく破損して工場修理が必要な場合は、当店でお買い上げのお客様につきましても、修理工場に払う実費(修理代+往復運送費)のみいただいております

工場修理は修理内容により異なりますが、およそ4500円から7000円の範囲です