2010年11月 のアーカイブ

だれでもわかる目のはなし

今回は何となくわかっているようでわからない私たちの目の話を簡単に説明したいと思います。

近視とか乱視とかメガネに関係するところの説明です。

まず、言葉として登場するのは「正視」「近視」「遠視」「乱視」「老眼」です。

1.正視

正視は度付きメガネは必要ありませんが、後の近視等の説明がし易くなるので最初に登場します。目は強い凸レンズで目玉の後ろにある網膜に焦点を合わす(『結像』と言います)役目をしています。理科の虫眼鏡で太陽の光を一点に集めるところをイメージしてください。この網膜で結像していればものが見えます。目をリラックスさせた状態(『解放状態』といいます)で、網膜に焦点が合っているのが正視です。この解放状態は遠くを見る時の目と考えてください。では近くを見る時は、比ゆ的表現ですが目のレンズ(水晶体等ですが目玉と表現しておきます)を膨らませて度を強くしてピントを合わせる感じです。このことを『調節』といいます。無意識にこの調節を行うことにより遠くから近くまで見ることができるのです。

2.近視

遠くを見る解放状態で目玉のレンズの度数が強くて、もしくは網膜までの距離が長くて、網膜より手前で結像する目のことです。なので、網膜で結像するように凸レンズと反対の凹レンズをメガネとして掛け、メガネと目玉の二つのレンズを相殺させます。この時必要な凹レンズの強さをメガネ屋で確認しています。

3.遠視

解放状態で目玉のレンズの度数が弱くて、もしくは網膜までの距離が短くて、(理論上ですが)網膜より後ろで結像する目のことです。なので、無意識にですが遠くを見る時も目玉のレンズを調節して網膜で結像させています。凸レンズをメガネとして掛け、メガネと目玉の二つのレンズを足して網膜で結像させることで調節力を使わなくすることができます。

4.乱視

目玉は球体ですが人の器官ですから少し歪んだ球体の場合がありこれが乱視になります。乱視の説明はかなり複雑になりますので、超簡単に比ゆ的にご説明します。歪みというのをラグビーボールをイメージしてください。こういう形の目玉は網膜で1点で焦点を結びません。なので、ものが歪んで見えます。そこで目玉の歪みと逆方向の歪みを持ったメガネレンズで補正します。

5.老眼

目の調節力が衰えてきた目を老眼といいます。調節という言葉を繰り返し説明しますと、遠くを見る解放状態から目のレンズを膨らませて度を強くしてピントを合わせる無意識の動きです。老眼は近くを見る時に調節力不足から目玉のレンズの度数が足りないので同じ凸レンズのメガネで補います。ちなみにこのメガネを掛けると近くは見えますが今度は遠くがぼやけます。なので、メガネを掛けたり外したり大変です。それを解消したのが遠近両用メガネです。(元々が中程度以上の近視の方は老眼用メガネも凸レンズではなく凹レンズになります。)

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フレーム選び入門編

前に、お顔の形とフレームの相性についてご説明しましたが、今回フレーム選びの基礎を説明したいと思います。 たくさんのフレームを目の前にして、いったいどうやって選べばいいの?! という方のために、シンプルにザックリと言うとですが。。。

1.大きく分けると下の写真Aのようなメタル(金属)フレームと、写真Bのようなセル(プラスチック)フレームがあります。大胆に言うと、プラスチックフレームはお洒落系、メタルフレームは機能系といった感じです。メタルフレームでもお洒落なフレームも沢山ありますが。。。

A:メタルフレーム

B:セルフレーム

 

 

 

 

 

 

2.形は、写真Cのように直線的なスクェア(四角)系は、シャープな印象を与え、メガネが結構主張します。写真Dのように曲線的なオーバル(楕円)系は、優しい印象で比較的メガネが顔に溶け込む感じです。

C:スクェア

D:オーバル

 

 

 

 

 

 

3.色は、黒【写真E】は少しはっきりした感じで、茶系【写真F】は顔に馴染みやすく、赤やピンク【写真G】は(度合いによりますが)かけてみると割合お顔に馴染みます。青や白【写真H】は目立ちます。

E:黒

F:茶

G:ピンク

H:青

 

 

 

 

 

4.フレームの種類では、メガネが目立たない順に、ツーポ(ふちなし)【写真I】、ナイロール(半分ふちなし)【写真J】、フルリム(ふちあり)【写真K】。

I:ツーポ

J:ナイロール

K:フルリム

 

 

 

 

 

 

メガネ選びの参考になれば幸いです。 ♪♪ 今、松本で話題のメガネスポット メガネのフォーサイト ♪♪