シニアの快適視生活講座

◇◇ 中近メガネについて ◇◇

中近メガネは、室内用メガネで、遠近メガネよりデスクワーク等が快適になります。今回は中近メガネの構造について説明します。遠近メガネや中近メガネは、上部に遠くを見る「遠用部」 下部に近くを見る「近用部」 その間に徐々に度が変わる「中間部(累進帯)」から成り立っています。この累進帯の長さが、遠近メガネでは10mm~14mm、中近メガネは18mm~23mmです。

メガネを作るにあたって、まっすぐ遠くを見たときの瞳の中心の位置をアイポイント(EP)といい、遠近メガネでは、EPは遠用部に取りますが、中近メガネは累進帯の中にきます。すなわち、中近メガネはまっすぐ前を見たときに、遠用部の度ではなく、遠くより少し近いところに合った度になります。現在主なメーカーの中近メガネは、2種類の設計が用意されています。EPで27%度が入ったものと、40%入ったものです。この意味は、例えば50代後半の人で、遠用部と近用部の度の差(加入度)が+2.00の人は、遠近メガネでは、EPで加入0.00つまり遠用度数ですが、中近メガネでは、27%のものは、+2.00×0.27で+0.54、約2段階遠用部より近く寄りの度が入っています。40%では、+0.80(約3段階)入ります。紙面の都合で詳しい説明は省きますが、例として、デスクトップPCの画面など、比較的遠くを見る視線で画面を見る場合は、40%の方が使いやすい等、使用環境で選びます。さらに、レンズ加工で、フレームにレンズをセットするときのレンズの上下の位置の工夫によっても、中近メガネの使い勝手が変わるので、最適な中近メガネを作るためには、使用環境をよく確認し、レンズ選択や位置計算が必要になります。


コメントは受け付けていません。

アーカイブ