2025年11月 のアーカイブ

シニアの快適視生活講座

◇◇ 遠近両用レンズの性能と価格 ◇◇

 

前回、SEIKOを例に製品ラインナップを説明しましたが、今回は実際の価格と性能について説明したいと思います。

高性能とは、一言でいうと「物がはっきり見える明視域が広い」ということで、別の言い方では、遠近や中近レンズの宿命である「側方(両横)のぼやけや、ゆがみが少ない」ということです。

大分類として「外面累進」「内面累進」「両面制御設計」に分けられ、共通の累進面を使用する外面累進に対し、現在主流の内面累進は、一人ひとりに合わせた設計で作られ、また両面制御は内面累進の進化版で、より明視域が広くなっています。かつての主流の外面累進は、遠近メガネ一式1万円台など、格安メガネで残っていますが、当店では内面累進がスタート価格で、SEIKOヴィジオの薄型が、2枚税込み15,400円、インテグラルNSが20,900円です。(以下共通ですが、超薄型など高屈折素材は数千円プラスとなります。)インテグラルは、使用するメガネフレームの形状が一部反映されたレンズ設計になります。

両面制御では、パシュートNV-Xが26,400円、CV-Xが31,900円、AC-Xが49,500円です。NV-Xはフレームの形状が一部反映され、CV-XやAC-Xは、フレームの形状、前傾角(レンズの傾き)、フロント角(フレームのソリ角)、頂点距離(目とレンズの距離)なども反映した設計となり、累進帯の長さも1mm単位で選べます。AC-Xはシャープ、ナチュラル、ソフトなど設計も選べます。ヴィジオ~NV-Xは、前傾角10°、頂点距離12mm等、標準値で設計されており、標準との差は反映されません。とはいえ、内面累進以上のレンズなら、それほど使いづらいということはないと思いますが、老眼が進んでくると上位製品の方が使いやすいと思います。

さらに上位に、SEIKOスペリオールという製品がありますが、性能的にはAC-Xと大差はないように思われます。

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