市民タイムス掲載 第1話 老眼に引っ張られて目が変わる!?

目が変化する時期は3つあります。体の成長時、環境が変わったとき、そして老眼時です。一番大きく変化するのは体の成長時で、目の大きさ(奥行)や形によって近視や遠視、乱視になることがあります。遺伝の要素が大きいと言われています。環境要因として、パソコン作業など近いところを見る時間が長くなって近視になることもあります。これは環境が変わったからと言って必ずなるというものではありません。一方40代中ごろから全員がなるのが老眼です。これは遠くが見える状態で(近視の人はメガネを掛けた状態で)近くが見づらくなる症状で目のピント調節機能の衰えです。

老眼対策としては遠近両用メガネがおススメです。ところで、老眼の進行とともに近視がいくらか改善することがあります。私自身近視ですがここ何年かで近視の度合いが2段階弱くなっています。その結果どうなるかというと、使っているメガネで遠くの見え方は変わらないのですが近くが見づらくなります。この時、遠くは過矯正(近視改善によりメガネの度が強すぎる状態)で目が以前より疲れます。近くは老眼が進んで近くが見づらくなることに加えて、近視が改善したことによりさらに近くが見づらいダブルの状態になっています。

この状態は結構見受けられます。メガネの度を変えれば疲れ解消と近くが見やすくなるというダブル効果が期待できます。気になる方は確認できますのでご来店ください。

 筆者 丸山 毅

長年メーカー(セイコーエプソン光学事業部(当時))でメガネレンズの企画開発に携わり2009年メガネのフォーサイトを設立。以来多くの方に最適のメガネを製作。店舗業務の傍らメガネに関するセミナーや新聞でのコラムを執筆。メガネのフォーサイトはお手頃価格のメガネからブランドメガネまで市内最大級1500本のメガネを取り揃えています。


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