遠近両用メガネを買いに行くときの準備事項

遠近両用メガネを買いに行く時の準備として、

1.普段メガネを使っている方はそのメガネをご持参下さい。

2.今のメガネでの(メガネをしてない人はしてない状態で)不具合点を説明できるようにしておいて下さい。

3.「見る」という観点から、仕事やオフでどのような時間が長いかを説明できるようにしておいて下さい。

4.眼科関係で何かあったら説明できるようにしておいて下さい。

では次に、それぞれについての具体例や、よい遠近両用メガネを作るために何故そのような情報が必要かを説明したいと思います。

1について、例えば、運転用とお手元用を使い分けている等、複数のメガネを使用している場合は、両方ご持参頂いた方がいいと思います。また、コンタクトレンズをお使いの方はその種類(ハード/ソフト)と度数。新しくメガネを作る場合は、それまで目が置かれてきた環境の情報は非常に重要です。目をお測りしてピッタリの度数で作ったとしても、今までお使いのメガネと大きく違う度の場合、慣れられないこともあります。また次の2と関係しますが、お使いのメガネでの不具合点を改善するためには、お使いのメガネの度数や、掛けたときの状態(目に対する位置関係等)を確認する必要があります。

2について、例えば、新聞の字が見ずらい。パソコンの画面が見づらい。また、もう少しテレビの画面をはっきりみたい等、ご希望点という観点でもよいかと思います。何故今のメガネでそのような不具合点が生じているのかの原因を1つ1つ追求し、検眼によりどの程度の改善(度数)が必要かを判断します。

3について、例えば、読書の時間が長い、パソコンの時間が長い、検査の仕事をしている、スポーツをしている等、目の置かれている状況の確認ですが、より具体的に説明していただけると、最適のレンズ設計を選んだり、度数を決めることができます。読書する時の目と本の距離、パソコンとの位置関係、目からの距離や画面の位置(目に対して正面か下の方か)、どれくらい細かいものをどの位置で検査するか、等。遠近両用レンズの設計は見た目にはわかりませんが、多くの種類がメーカーから用意されていて、メガネ店でこの中から最適なものを選べるかは大きなポイントになります。

4について、例えば、白内障の手術を受けたとしたらいつ受けたか等、お伺いできる範囲での確認。

最適のメガネを作るために、メガネ店のスタッフはこのような情報を伺いながらひとつひとつ判断していきます。遠近両用メガネは特に技術的要素の高いメガネですから、正確な情報が伝わるよう、予め上記のようなことを頭の中で少しまとめてから店舗に赴くとよろしかと思います。

 


コメントは受け付けていません。